メニュー

痔(いぼ痔 切れ痔 あな痔)について

「痔(じ)」には、大きく分けて、「痔核(いぼ痔)」、「裂肛(切れ痔)」、「痔瘻(あな痔)」の3つがあります。 

 

痔核(いぼ痔)

歯状腺という場所より内側にできたものを「内痔核(ないじかく)」、外側にできたものを「外痔核(がいじかく)」といいます。

程度により4段階に分類されます。

 

<原因>

肛門周辺の粘膜の下には、クッションのような働きをする部分があります。いきみ、便秘(硬い便)、下痢、重い物を持つなどにより肛門に負担がかかり、クッションを支える組織が引き伸ばされ、クッション部分が大きくなるために出血したり肛門の外に脱出が起こります。

 

<症状>

「内痔核」は排便時の出血が主で痛みはあまりありません。
 進行すると痔核が肛門の外に出て炎症などによる痛みが生じます。

「外痔核」の主な症状は痛みです。ときに激痛を伴います。

 

<治療>

・坐薬や注入軟膏(痔疾軟膏)

ALTA療法

・手術

 

 裂孔(れっこう)(切れ痔)

女性に多く、特に20~40歳代に好発します。

 

<原因>

主に硬い便を出すときに、肛門の一部が切れて生じます。

 

<症状>

排便と関連した痛みと出血です。排便の際、ならびに排便後もしばらく続く痛みが起こります。

痛みの為に排便を抑えるようになると、さらに便秘になり、裂孔を繰り返します。
繰り返すことにより、潰瘍を生じたり、肛門が狭くなってしまうことがあります。

 

 痔瘻(じろう)(あな痔)

直腸・肛門にある肛門陰窩(いんか)に菌が入り、膿のかたまりを作ってしまうものを「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」といいます。

肛門周囲膿瘍が進行すると、直腸・肛門と皮膚との間にが管(トンネル)(「痔瘻」)ができてしまいます。

 

痔瘻は男性に多く、自然には治癒しないため手術をしないと治癒はしません。
また、癌化することもあります。

 

<症状>

肛門周囲膿瘍の場合、発熱、激しい肛門周囲の痛み、腫れが起きます。

痔瘻の場合、膿が出て下着が汚れます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME