ストレスなどを原因として、腸が慢性的な機能異常を起こしている状態です。

他に炎症などの疾患を伴わないものです。

便秘型、下痢型、混合型の３つに分類されますが、男性では下痢型、女性では便秘型が多いです。

 

＜原因＞

不安、緊張、ストレス、疲労、暴飲暴食、飲酒、不規則な生活習慣などが原因と
なり、消化管の運動異常、消化管の知覚過敏を来します。

 

＜症状＞

下痢や便秘、腹痛、腹部の張り、腹鳴、放屁などが起こります。

 

[下痢型]

頻繁に下痢になります。

急に便意を感じます。突然の便意が心配で、通勤や通学、外出などが困難になる人もいます。また、不安がさらに症状を悪化させます。

[便秘型]

便秘になります。便は硬くコロコロになります。

[混合型]

下痢と便秘を数日ごとに繰り返します。

[分類不能型]

上記のどれにも分類されないものです。

 

＜検査＞

まず、症状からこの病気を疑います。

次に、内視鏡検査や血液検査などにより、他の病気がないことを確認します。

 

＜治療＞

飲酒を控える、刺激物の食事を控える、睡眠不足などの生活習慣の改善、ストレス
管理などから始めますが、効果の得られない場合は、薬物療法が行われます。